【文科省汚職】 受注希望業者も同席 前統括官に便宜依頼か

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文科省汚職
受注希望業者も同席 前統括官に便宜依頼か
毎日新聞 2018年7月29日 02時00分(最終更新 7月29日 02時00分)

 宇宙航空研究開発機構JAXA)を巡る汚職事件で、文部科学省前国際統括官の川端和明容疑者(57)=収賄容疑で逮捕=が、元コンサルティング会社役員の谷口浩司容疑者(47)=贈賄容疑で逮捕=から接待を受けた際、JAXAが発注する工事の受注を希望する業者が同席していたことが関係者への取材で明らかになった。前統括官がこれを機に、発注に関する便宜を図るよう頼まれた可能性があり、東京地検特捜部が経緯を調べている。

 関係者によると、この業者は西東京市に本社があり、無線設備や火災報知機の取り付けなどの業務を扱っている。同社には以前、谷口元役員の兄が在籍しており、元役員とも密接な関係があったという。特捜部は、この業者からも任意で事情聴取している模様だ。

 川端前統括官はJAXAの理事だった2015年8月~17年3月にかけて、谷口元役員から会社の業務に関する便宜供与を依頼される見返りに、元役員から計約140万円相当の飲食などの接待を受けた疑いが持たれている。

 前統括官はJAXAの理事として、機構が外部の業者と随意契約を結ぶ時などに業者を審査する契約審査委員会の委員長を務めており、工事の発注などに権限を有していたとみられている。

 一方で、この業者は前統括官がJAXAに出向する前の14年、相模原市にあるJAXA施設の侵入監視システム工事を下請けとして約1800万円で請け負っており、さらなる受注を期待していたとみられる。

 谷口元役員は特捜部の調べに対し「前統括官に便宜を依頼したことはないので、贈賄に当たらない」などと容疑を否認しているとみられる。【巽賢司、遠山和宏、金寿英】